ペレットストーブとは
ペレットストーブは、操作が簡単でスタイリッシュ、しかもコストの割にエネルギー効率が高い暖房器具です。他の暖房器具と比べて、ペレットストーブはよりクリーンで安全、そして環境に優しい暖房器具です。
ペレットストーブを選ぶ際は、家の大きさや間取りを常に考慮し、それに合わせてストーブのサイズを決めましょう。ストーブが大きすぎると燃料を無駄にする危険があります。小さすぎると、ペレットストーブの特徴である効率的な暖房が楽しめません。部屋のどこにストーブを設置するかにも気を配り、プロの設置業者と協力して、最大の効率を発揮する最適な場所を選びましょう。
燃料用ペレットとは
燃料となるペレットは、おがくずやその他の木材を圧縮して再利用した小さな筒状のものです。再生可能で環境に優しい暖房器具です。製造メーカーによってペレットの品質は異なります。高品質の加熱ペレットは、ペレットストーブの成功に不可欠な要素です。質の良いペレットを使えば使うほど、ストーブは安全で効率的になります。
弊社ではストーブだけでなく、ペレットの販売も行っております。
北海道産ではマツなどが多く、600〜700円/10kgが相場です。(※2023年7月現在)
家一軒を暖めるのに、1シーズン約1000Kgが目安となります。(※住宅の広さ、断熱性能により変動します)
ペレットストーブの仕組み
ペレットストーブは、従来の薪ストーブとは大きく異なり、貯蔵容器から燃焼ポットにペレットを安定的に「供給」します。
ペレットストーブは熱出力を正確にコントロールでき、効率も高いのです。ペレットストーブの機種によっては、効率90%以上に達するものもあります。
コンセントに差し込むと、ペレットストーブの電源が入ります。
点火すると運転が始まります。貯蔵容器(燃料ホッパーとも呼ばれる)に貯蔵された燃料ペレットは、ストーブ内で燃焼室に移動します。ペレットは、機械化されたスクリューオーガーと呼ばれる装置を使って燃焼室に送られます。
ペレットが燃焼室内で燃焼するとその結果発生する煙や可燃物は、抽気(ちゅうき)装置を使って除去されます。
この排気は、排気装置から煙道を通って家の外に排出されます。
この空気の移動により負圧が発生し、新鮮な空気が燃焼室に引き込まれ、火に供給されます。新鮮な空気は、部屋からストーブ内に引き込まれるか、ダクトを通して屋外から引き込まれます(ストーブのモデルによって異なります)。
ペレットストーブが優れているのは、上記のすべてのプロセスが一連の温度・圧力センサーによってモニターされ、実行されるということです。
環境にやさしいペレットストーブ
使いやすい
すべてのストーブにサーモスタットが付いているので、自動でスイッチを切ったり入れたりできます。また、プログラミング、リモートコントロール、スマートフォン/インターネットコントロールなど、高度な機能を備えたモデルもあり、席を立つことなく簡単に調節できます。
優れた性能
高品質の木質ペレットストーブの効率は90%を超え、ペレットに含まれるエネルギーのわずか10%しか煙突で失われません。
従来の煙突は不要
煙は、換気チューブを通して強制換気により外部に排出されます。大きな煙突は必要ないので、設置の自由度が上がります。
カーボンニュートラル
木質ペレットは、木材加工業から発生するおがくずを原料としています。ペレットストーブがカーボンニュートラルなのは、燃焼時に放出される炭素が、木の成長過程で吸収される炭素と同じだからです。CO2の削減に大きく貢献します。
SDGsに最適化
最近よく聞かれるSDGs(持続可能な成長目標)にぴったりなのがペレットです。地球の反対側から運ばれて来る化石燃料に比べ、地元の木材の廃棄物から作られる燃料ペレットは大変環境に優しいものです。
持続可能な地元の製造業者から購入し、お客様のご住所まで直接お届けすることで、無駄なCO2を排出しない流通ルートを構築しています。
地元の木材が原料なので、世界情勢の変化の影響を受けにくいのも安心です。